全日本カデット13歳以下女子は
瓜生日咲が制覇。
驚異の粘りでフルゲームの激戦に3連勝

2024年11月18日

 11月1~3日に開催された「JOCジュニアオリンピックカップ 2024年全日本選手権(カデットの部)」13歳以下女子シングルスで瓜生日咲(木下アカデミー)が優勝。自身初の個人戦全国タイトルを獲得した。
 昨年の13歳以下でも準優勝に輝き、第1シードとして今大会に臨んだ瓜生。序盤から接戦も多かったが、勝負どころできっちり得点を奪って勝ち上がると、準々決勝で西見香音(ピンポンハウス徳山)にフルゲーム11本、準決勝で村松心菜(羽佳卓球倶楽部)にもフルゲーム6本で勝利して2年連続の決勝進出を決めた。
 決勝では全日本ホープス女王の松島美空(田阪卓研)との対戦となったが、1・2ゲーム目を続けて松島に奪われる苦しいスタートに。それでも「コーチやサポートしてくれる方々に、優勝で恩返しがしたかった」(瓜生)と、ここから巻き返して勝負は最終ゲームへ。5ゲーム目は中盤から松島を引き離して11-5で優勝を決めた。

 今年の春から木下アカデミーの所属となり、木原美悠など木下グループ所属のトップ選手と練習することもあるという瓜生。「トップ選手のボールはやっぱり質が違う。質の高いボールを受けることで、同じ世代のボールは簡単にミスしなくなるし、すごく良い練習になっています」(瓜生)。
 小柄ではあるが、コートを駆け回ってカットで攻撃を粘り強く拾い、積極的に攻撃に転じるプレーからは、体のサイズ以上のスケールを感じさせる。今大会では女子ダブルスでも準優勝という成績を残した瓜生、来年は2階級制覇に挑む。

【全日本カデット13歳以下女子シングルス】

●準々決勝
瓜生日咲 11、-8、-6、6、11 西見香音
●準決勝
瓜生日咲 8、-6、4、-12、6 村松心菜
●決勝
瓜生日咲 -5、-9、8、8、5 松島美空

【瓜生日咲・使用用具】

〈ラケット〉
スーパーディフェンシブ

¥9,900(税込)/木材5枚/
グリップ:FL・ST/板厚:5.8㎜/平均重量:87g

〈フォア面ラバー〉
V>15 スティッキー

¥7,480(税込)/厚さ:MAX・2.0㎜/
カラー:レッド・ブラック/スポンジ硬度:52.5度

〈バック面ラバー〉
カール P1V

¥3,960(税込)/厚さ:1.5・1.0・0.5㎜・OX/
カラー:レッド・ブラック/スポンジ硬度:55度