WTTコンテンダーメンドーサ、
男子シングルスでドゥダが優勝!

ロブレスとの左腕対決を制し、
ドゥダがWTTシリーズ初の栄冠に輝く

5月27日から6月2日にかけて、アルゼンチン・メンドーサでWTTコンテンダーが開催された。

同大会男子シングルスに出場したVICTASアドバイザリースタッフのドゥダ(ドイツ)が、決勝でロブレス(スペイン)との左腕対決にゲームカウント4-3で勝利し、見事頂点に輝いた。「WTTコンテンダーでのタイトル獲得は初めて。とても誇りに思います」(ドゥダ)。

勝負どころで得点し、シーソーゲームを制したドゥダ(手前)

決勝を戦ったロブレスは、ドイツ・ブンデスリーガのベルクノイシュタッドの元チームメイト。「アルバロ(ロブレス)と私はお互いをよく知っているので、最初からとても緊張していましたし、厳しい試合でした」と振り返った。

また同大会優勝により、ドゥダはランキングポイント「400」を獲得。6月4日にITTF(国際卓球連盟)より発表された世界ランキングでは、42位から26位に大幅なランクアップを果たした。

写真=WTT

●ベネティクト・ドゥダ
1994年4月4日生まれ、ドイツ出身。2012年世界ジュニアで男子シングルス・ダブルスでベスト8に入り頭角を現す。左腕プレーヤーでダブルスでの活躍が著しく、15年のドイツ選手権男子ダブルス優勝、19年ジャパンオープン男子ダブルス準優勝、20年ハンガリーオープン男子ダブルス優勝。22年世界選手権成都大会(団体戦)では準決勝の韓国戦で2得点を挙げる活躍を見せ、チームの準優勝に貢献。シングルスではWTTフィーダーで2度の優勝。今回、コンテンダーで初のタイトル獲得を果たした。左シェーク裏裏ドライブ型。世界ランキング26位(6月5日現在)