WTTコンテンダー スコピエで
ベネディクト・デューダがV。
世界ランキングも自己最高位&
ドイツ男子最上位の11位に浮上

2025年06月19日

 6月9~15日に北マケドニアで開催されたWTTコンテンダー スコピエで、VICTASアドバイザリースタッフのベネディクト・デューダ(ドイツ)が男子シングルスを制覇。昨年のWTTコンテンダー メンドーサ(アルゼンチン)に続き、自身2度目のWTTコンテンダー優勝となった。(写真:WTT)

●1回戦
デューダ 3、6、15 張佑安(チャイニーズタイペイ)
●2回戦
デューダ -9、8、9、-10、5 カールソン(スウェーデン)
●準々決勝
デューダ -11、2、7、5 宇田幸矢(日本)
●準決勝
デューダ -14、3、4、9 プツァル(クロアチア)
●決勝
デューダ -9、6、-5、11、6、0 温瑞博(中国)

 第2シードとして大会に臨んだデューダは張佑安、カールソン、宇田とサウスポーとの対決を制してベスト4に進出。準決勝ではプツァルに勝利して決勝へ進んだ。
 決勝ではヨルジッチ(スロベニア)をストレートで破るなど、18歳ながら高い実力を持つ温瑞博と対戦。ゲームカウント1-2とリードを許したが、第4・5ゲームを奪い返すと第6ゲームは11点連取で勝負あり。「タイトルを獲得できて本当にうれしい。決勝で勝つのはいつだって特別なこと。第5・6ゲームは素晴らしいプレーができた」と語り、ベンチに入った弟でコーチのフレデリックと喜びを分かち合った。

優勝を決めたデューダを、弟のフレデリックが迎える

 デューダはこの優勝により、6月17日発表の世界ランキングで自己最高位を更新する11位に浮上。チウ・ダン、フランチスカ、オフチャロフら強豪が揃うドイツ男子の中でも最上位ランカーとなった。
 31歳を迎えたが、ここ数年でさらに実力をつけているデューダ。今週スロベニアで行われるWTTスターコンテンダー リュブリャナでは、WTTの制限によって男子シングルスには出場できず、チウ・ダンとの男子ダブルスのみの出場となる。しかし、「私とチウ・ダンはすでに次の世界選手権とオリンピックに照準を合わせているので、ともに戦える大会はどれも重要」(デューダ)と33歳での五輪初出場に向けて、高いモチベーションで大会に臨む。

31歳にして充実期を迎えつつある

【ベネディクト・デューダ使用用具】

〈ベネディクト・デューダ AFC〉

●¥26,400(税込)
●攻撃用シェークハンド
●木材5枚+アラミドカーボン2枚(インナー)+フリースカーボン(アウター)
●グリップ:FL/ST
●板厚:5.5㎜
●ブレードサイズ:157×150㎜
●平均重量:91g

〈V>15 スティッキー〉

●¥7,480(税込)
●微粘着ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:52.5度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
※フォア面に使用

〈V>22 ダブルエキストラ〉

●¥8,250(税込)
●ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:50.0度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック/ブルー
※バック面に使用

[ベネディクト・デューダ]
1994年4月4日生まれ、ドイツ・グンマースバッハ出身。元プロ選手の父親の影響で10歳から卓球を始め、現在までドイツ・ブンデスリーガのベルクノイシュタッドでプレー。2022年世界選手権・団体戦ではチームの主軸として銀メダル獲得に貢献。2024年ヨーロッパ選手権男子シングルスでは準優勝。ドイツ選手権男子ダブルスではチウ・ダンとのペアで史上初の5連覇も達成した。世界ランキング11位(6月18日現在)