6月3~7日にコソボで開催されたWTTフィーダー プリシュティナ。この大会の男子シングルスで吉村和弘(ケアリッツ・アンド・パートナーズ)が頂点に立った。(写真:WTT)
●1回戦
吉村和弘 12、-5、10、7 リン・シュチ(オーストラリア)
●2回戦
吉村和弘 -8、6、8、-9、7 シュトゥンパー(ドイツ)
●3回戦
吉村和弘 -3、9、6、5 ウルス(モルドバ)
●準々決勝
吉村和弘 -7、12、11、-5、9 アンドラシュ(ハンガリー)
●準決勝
吉村和弘 10、9、10 張佑安(チャイニーズタイペイ)
●決勝
吉村和弘 9、8、-9、-6、6 ラーネフール(スウェーデン)
フルゲーム2試合を含め、接戦をものにして準決勝に進んだ吉村はWTTフィーダーで優勝経験もある19歳の張佑安と対戦。各ゲーム点数は競り合ったがストレートで勝利して決勝へと駒を進めた。
ラーネフールとの決勝は2ゲームを先取したが追いつかれ、またもフルゲームに突入。しかし、序盤でリードを奪うとそのまま逃げ切り、この大会3度目の3-2勝利で優勝を決めた。
吉村はWTTシングルスでは初のタイトル獲得。ワールドツアー時代を含めると2018年5月の香港オープン以来の優勝となった。この大会の優勝により、6月10日発表の世界ランキングでも前週から128位アップの119位に浮上。さらなる活躍が期待される。

【吉村和弘 使用用具】
〈カルテットAFC〉

●¥19,800(税込)
●木材5枚+ARカーボン2枚+フリースカーボン2枚
●グリップ:FL/ST/中国式ペン
●板厚:5.5㎜
●平均重量:91g(中国式ペンは86g)
〈V>15 スティッキー〉

●¥7,480(税込)
●ハイエナジーテンション微粘着性裏ソフト
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
[吉村和弘/よしむら・かずひろ]
1996年7月28日生まれ、茨城県出身。右シェーク両面裏ソフト攻撃型。野田学園高2年時に全日本選手権ジュニアの部で優勝し、愛知工業大時代には全日本選手権男子シングルス、男子ダブルスで準優勝。2019年世界選手権(個人戦)には日本代表として男子シングルスに出場した。世界ランキングの自己最高位は34位。WTTでは男子ダブルスで優勝1度、準優勝2度とダブルスでも活躍を見せる。
