ベネディクト・デューダが
W杯初出場でベスト8。
WR2位にも肉薄

2025年04月25日

 4月14~20日にマカオで開催されたITTFワールドカップ男子シングルスでVICTASアドバイザリースタッフのベネディクト・デューダ(ドイツ)が活躍。初出場となったワールドカップでベスト8に進出した。

●予選リーグ
デューダ 6、5、10、4 ディーン・シュー(オーストラリア)
デューダ 7、2、-12、-9 呉晙誠(韓国)
→1位で決勝トーナメント進出

●1回戦
デューダ 9、-9、-7、6、-6、7、15 オフチャロフ(ドイツ)

●準々決勝
デューダ -2、11、-9、3、-7、7、-10 王楚欽(中国)

 予選リーグを1位で通過したデューダは決勝トーナメント1回戦で同僚のオフチャロフと対戦。試合はフルゲームにもつれ、両者がマッチポイントを握り合ったが、最後はデューダに軍配。11-12でオフチャロフが勝利まであと1本に迫ったラリーでは、後陣からフォアドライブをねじ込んで窮地をしのぎ、元ワールドカップ王者を逆転で下した。

 デューダは続く準々決勝でも世界ランキング(WR)2位の王楚欽と激しい打撃戦を展開。ゲームを奪われては奪い返すクロスゲームとなったが、巧みなサービスから両ハンドで低く力強いドライブを打ち込み、最終ゲームは10-9でマッチポイント。最後は逆転を許して敗れたが、会場を大いに沸かせた。

 デューダは5月17日からカタール・ドーハで行われる世界選手権・個人戦にもドイツ代表として出場。世界選手権・個人戦には2021・2023年大会に続いて3度目の出場となるが、前回の2023年大会は1回戦で敗退。そこから2年で世界ランキングも15位まで上げており、2021年大会のベスト32を超える成績を狙う。また、チウ・ダン(ドイツ)とのペアで挑む男子ダブルスでも有力なメダル候補となっている。

【ベネディクト・デューダ使用用具】

〈ベネディクト・デューダ AFC〉

●¥26,400(税込)
●攻撃用シェークハンド
●木材5枚+アラミドカーボン2枚(インナー)+フリースカーボン(アウター)
●グリップ:FL/ST
●板厚:5.5㎜
●ブレードサイズ:157×150㎜
●平均重量:91g

〈V>15 スティッキー〉

●¥7,480(税込)
●微粘着ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:52.5度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
※フォア面に使用

〈V>22 ダブルエキストラ〉

●¥8,250(税込)
●ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:50.0度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック/ブルー
※バック面に使用

[ベネディクト・デューダ]
1994年4月4日生まれ、ドイツ・グンマースバッハ出身。元プロ選手の父親の影響で10歳から卓球を始め、現在までドイツ・ブンデスリーガのベルクノイシュタッドでプレー。2022年世界選手権・団体戦ではチームの主軸として銀メダル獲得に貢献。2024年ヨーロッパ選手権男子シングルスでは準優勝。ドイツ選手権男子ダブルスではチウ・ダンとのペアで史上初の5連覇も達成した。

写真:ITTF