VICTAS JOURNAL

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木原美悠が女子単8強。伊藤美誠が敗れ、平野美宇に五輪シングルス2枚目の切符

●女子シングルス6回戦
早田ひな（日本生命）　7、-6、13、10、5　芝田沙季（ミキハウス）
長﨑美柚（木下グループ）　5、7、12、-10、-12、4　南波侑里香（トップおとめピンポンズ名古屋）
赤江夏星（デンソー）　6、9、-9、7、11　佐藤瞳（ミキハウス）
平野美宇（木下グループ）　11、8、8、4　大藤沙月（ミキハウス）
横井咲桜（ミキハウス）　8、-9、8、5、-9、6　枝廣瞳（中国電力ライシス）
木村香純（トップおとめピンポンズ名古屋）　-7、11、-7、-8、10、9、7　伊藤美誠（スターツ）
張本美和（木下アカデミー）　-10、11、8、-8、5、9　橋本帆乃香（ミキハウス）
木原美悠（木下グループ）　7、-8、4、8、6　成本綾海（中国電力ライシス）

　女子シングルス6回戦、木原美悠が成本綾海を4ｰ1で下し、今大会も8強に勝ち名乗り！

　昨日は女子ダブルスと混合ダブルスで計6試合、そして今日は7ゲームズマッチを3試合。相当にタフな戦いだったことは間違いない。成本戦も強打で押し切ったというより、ゲームの展開に応じて攻守のバランスをうまく変えながら戦い、戦術の幅の広さを見せた。試合後に成本が「1年前に試合した時と木原さんの戦い方が全く違った。今回はあえて木原さんに打たされたという感じで、それにハマってしまった」とコメントしている。

　木原の準々決勝の対戦相手は、Tリーグの木下アビエル神奈川のチームメイトである張本美和。好ゲームが期待できそうだ。

　そしてこの6回戦で、東京五輪の代表選考レースがついにゴールを迎えた。選考ポイントランキング3位の伊藤美誠が、木村香純にゲームカウント3ｰ1からの逆転で敗れ、ベスト8に進出した平野が二人目のパリ五輪女子シングルス代表候補内定選手となった。

　代表候補への内定を受けて会見を行った平野は、「まだ実感は完全に湧いていないんですけど、決まったのは事実なのですごくうれしい。周りの方の支えがなかったらここまで来られなかった。出会いに恵まれているなと感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。「あきらめず、根性でやれば目標や夢は叶うというのをお見せできたと思う。そう感じてもらえる存在になれたらいい」と語った。

　一方、昨年に続いて6回戦で敗れた伊藤は、次のように語った。「（木村戦の）最終ゲームは相手のラッキーなポイントもあり、点差をつけられてしまった。3ｰ3になる前に勝負をつけなければいけなかった。自分がパリ五輪に行けないことより、支えてくれた『チーム美誠』の方々と一緒にオリンピックにいけないことが一番悔しい」（伊藤）。