VICTAS JOURNAL
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女子シングルス4回戦、カット打ちの名手・安藤みなみが妙技を見せる!
●女子シングルス4回戦の主な結果
安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋) 7、5、7、6 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)
出澤杏佳(専修大) 9、7、7、ー11、7 髙森愛央(ミキハウスJSC)
早田ひな(日本生命) 3、7、3、6 竹前裕美子(エクセディ)
芝田沙季(ミキハウス) 3、8、8、3 松岡優香(愛媛銀行)
長﨑美柚(木下グループ) 7、ー8、6、6、ー8、4 竹谷美涼(貝塚第二中)
佐藤瞳(ミキハウス) 4、4、ー9、5、5 木塚陽菜(神戸松蔭女子学院大)
平野美宇(木下グループ) 2、4、ー9、7、ー5、ー7、4 面手凛(山陽学園高)
伊藤美誠(スターツ) 3、ー7、ー9、4、8、ー6、6 野村萌(デンソー)
木原美悠(木下グループ) ー6、ー11、ー8、7、10、9、9 牛嶋星羅(レゾナック)
女子シングルスはいよいよ4回戦に入り、スーパーシードの32名の選手が登場!
13コートで行われたのは、安藤みなみと小塩遥菜の一戦。小塩の変化の激しいバックカットと鋭い反撃に、少しもあわてない安藤。安定したカット打ちから強烈なフォアスマッシュを打ち込む。カット攻略には定評のある安藤がストレートで勝利し、5回戦進出を決めた。
全日本学生女王の出澤は、髙森(ミキハウス)に1ゲームを落としながらも勝利。フォア表ソフト、バック粒高のシェーク異質攻守という特異なスタイルだが、昨年からフィジカルの強化に取り組み、変化だけでなく攻撃でも得点できるスタイルを模索してきた。この髙森戦でも、リードされた場面でも積極的な攻撃を見せ、進化への決意を感じさせた。
そして大熱戦となったのが、木原とカットの牛嶋の一戦。バック表ソフトでのストップとループドライブから、一撃必殺のフォア強打を打ち込む木原。こちらも対カットの強さには定評があるが、昨日6試合を戦った影響もあるのか、牛嶋に3ゲームを先取される苦しい展開。しかし、木原は少しもあわてず、牛嶋のカットを打ち続け、粘りに粘って逆転勝ち。
「爆発力はあるが、安定性に欠ける」と言われることも多いバック表のスタイルだが、心理戦に持ち込むまで粘り抜けるのが「木原スタイル」だ。最終ゲームも10−9からスマッシュ連打で押し切った。