3月に入り、徐々にショップでの販売もスタートしている『ゼグナ』シリーズ。VICTASでは『トリプル』シリーズ以来の中国製粘着裏ソフトとなるが、開発の経緯や特徴をVICTASギア製品本部に聞いた。
前身であるヤマト卓球、TSPブランド時代には『トリプル』(※トップシートのみ中国製)、『730』、『サミット』と中国製粘着ラバーが並んでいたVICTAS。その後はリニューアルされた『トリプル』シリーズのみとなっていたが、VICTASというブランドには確かに中国製粘着の系譜があり、開発のノウハウが息づいている。



その中で『V>15』や『V>22』などのドイツ製、『スワット』をはじめとする日本製に加え、新たな中国製のラバーをラインナップに加えることで、さらなる充実を図る狙いもあって『ゼグナ』の開発はスタートした。その中でユーザーとして気になるのは「どのような性能を目指したラバーなのか」、また、「同じ中国製粘着の『トリプル』とは何が違うのか」という点だろう。VICTASギア製品本部はこう語る。
「『トリプル』はスポンジもガチガチに硬く、回転量に加えてクセ球も武器になる、言うならば“昔ながらの中国製粘着”というイメージでした。ただ、卓球も変化している中で、もう少し現代卓球にマッチした中国製粘着も作りたかった。そうして生まれたのが『ゼグナ』でした。
『ゼグナ』ではトップシートは従来の中国製粘着の良さを引き継ぎ、スポンジは改良して反発力をアップさせています。スポンジの硬度も『トリプル ダブルエキストラ』『トリプル エキストラ』よりも少し軟らかくしました。中国製粘着の良さを残しながら、現代卓球に合わせてパワーアップさせたラバーになっています」(VICTASギア製品本部)

「より現代卓球にマッチした中国製粘着」を目指して開発されたのが『ゼグナ』と『ゼグナ スピン』の2枚。トップシートは同じ粒形状でも表面の粘着力を変え、硬度と配合を変えたスポンジを組み合わせて異なる特徴を持たせている。
『ゼグナ スピン』は52.5度のスポンジに強粘着のトップシートを搭載。高い回転性能と重厚な打球感でパワーのあるトップ層でも満足できるラバーに仕上げた。『ゼグナ』は『ゼグナ スピン』よりもトップシートの粘着力を弱めにし、47.5度のスポンジを搭載。回転だけでなく、スピードも出しやすいバランスの取れた性能を目指した。スピン系テンションからも移行しやすく、中国製粘着の「最初の1枚」にもピッタリだという。
『ゼグナ』『ゼグナ スピン』ともに従来の中国製粘着とは違い、ラバー自体の弾力が強く、ボールの食い込みも感じられる「日本人好み」とも言える打球感。それでいて、中国製粘着らしさもあるというのだから期待は高まる。『ゼグナ スピン』に関しては中国トップ、世界トップも愛用する中国製粘着を使っている大学生のトップ層に試打してもらったところ、「今使っている粘着よりも弾む」という意見が多かったという。

また、ある程度高いレベルの選手でも満足できる性能のラバーでありながら、6,820円(税込)という価格も魅力的。価格を高く設定しすぎると、使用する選手が限られ、その性能を体感してもらいにくくなる。「自信作だからこそ、多くの選手に打ってもらいたい」。そんな思いもあって、手に取りやすい6,820円(税込)という価格に設定したのだという。
さらに5月には『ゼグナ』をはじめとする粘着ラバーとの相性を考慮して開発されたインナー特殊素材『マグナス』も発売予定。『ゼグナ』シリーズの開発時には『マグナス』に貼ってテストも行っているが、この組み合わせが「一番反応が良かった」(VICTASギア製品本部)そうで、こちらにも注目だ。

現代卓球で求められる要素を融合させた新時代の中国製粘着『ゼグナ』。そのポテンシャルをぜひ体感してみてほしい。
〈ゼグナスピン〉

●粘着性裏ソフト
●¥6,820(税込)
●スポンジ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
●スポンジ硬度:52.5±3
〈ゼグナ〉

●粘着性裏ソフト
●¥6,820(税込)
●スポンジ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
●スポンジ硬度:47.5±3
