WTTチャンピオンズ ドーハで
42歳のハン・インが
中国勢を連破しベスト4入り

2026年01月13日

 1月7~11日にカタール・ドーハで開催されたWTTチャンピオンズ ドーハでVICTASアドバイザリースタッフのハン・イン(ドイツ)が活躍。中国勢を連破して42歳にしてベスト4に進出した。(写真:WTT)

●1回戦
ハン・イン 7、5、3 李恩惠(韓国)
●2回戦
ハン・イン -4、-9、7、2、5 陳熠(中国)
●準々決勝
ハン・イン 6、-4、7、-10、4、-8、6 王曼昱(中国)
●準決勝
ハン・イン -7、-4、12、5、-6、-5 朱雨玲(マカオ)

 快勝で1回戦を突破したハン・インは2回戦で世界ランキング8位の陳熠と対戦。1・2ゲーム目を奪われる苦しいスタートとなったが、3ゲーム目を取り返すと4・5ゲーム目はカットと攻撃で翻弄して大逆転勝利を収めた。

 続く準々決勝の相手は世界ランキング2位で昨年12月のWTTファイナルズで2連覇を達成した王曼昱。試合は奇数ゲームをハン・イン、偶数ゲームを王曼昱が奪い合う展開となり、最終ゲームに突入。ハン・インが5-1とリードして、王曼昱も5-6まで追い上げを見せたが、最後に笑ったのはハン・インだった。ここから一気にリードを広げて過去5度の対戦で全敗だった王曼昱をフルゲームで破り、最年長記録となる42歳でのベスト4進出を決めた。

 準決勝ではこの大会を制した朱雨玲に敗れたものの、2ゲームを奪って好ゲームを展開。2024年には2度のアキレス腱断裂により、パリ五輪出場を断念したハン・イン。2年前、最初にアキレス腱を断裂したのは今大会と同じくドーハで開催されたWTTスターコンテンダーで、日付は今大会の準決勝が行われた1月11日だった。ハン・インはドイツ卓球連盟HP上で、ドーハでのアキレス腱断裂という悲劇から2年後に見事な活躍を見せた今大会について、次のように語った。
 「ちょうど2年前の1月11日、ここでアキレス腱を断裂して、準決勝の直前までそのことが頭から離れませんでした。理解してもらえるかわかりませんが、ケガからちょうど2年経って何も起こらなかったという事実はなんだか誇らしく、少しだけ自分が強くなったような気がします。
 今大会はとても良いプレーができました。間違いなく最高の、いや、それのもう少し上のレベルのプレーができた。自分の成長を感じることができたし、このレベルを維持、もしくはさらに高めていきたいと思っています」(ハン・イン)
 ハン・インは大会後には世界ランキングを22位から18位に上げ、TOP20に返り咲きも果たした。4月には43歳の誕生日を迎えるが、トップランカーの1人としてまだまだ闘い続ける。

【ハン・イン 使用用具】

〈松下浩二〉

●¥14,300(税込)
●木材5枚
●グリップ:FL/ST
●板厚:5.4㎜
●重量:87g±

〈スペクトル S1〉

●スピード系高弾性面ソフト
●¥4,620(税込)
●スポンジ硬度:30.5度±3
●カラー:レッド/ブラック/ブルー
●スポンジ厚:MAX/2.0㎜/1.6㎜/1.3㎜

【ハン・イン】
1983年4月29日生まれ、中国・遼寧省出身。遼寧省チームで腕を磨き、2002年からはドイツへ渡ってブンデスリーガでプレー。2011年にドイツ国籍を取得し、リオ五輪では女子団体銀メダルを獲得。女子シングルスでもリオ・東京と五輪2大会でベスト8に進出。