世界ランキング8位、
ベネディクト・デューダが語る
用具のこだわり

2025年10月14日

 世界ランキング8位。強豪が揃うドイツ男子の中で、最上位ランカーとなったベネディクト・デューダ。31歳にしてキャリアハイを更新し続ける左腕に、用具のこだわりを聞いた。

ーーVICTASとの契約はいつからですか?

デューダ 契約したのは2016年の夏ですね。

ーー今はあなたの名前がついたモデルのラケットを使っているんですね?

デューダ はい、自分のモデルのラケット(『ベネディクト・デューダ AFC』)を使っています。ラケット選びで重視するのは、打った時のボールの感触やタッチ。打球時に打球感をしっかり感じられることが大切です。「自分で打っている」という感覚が好きで、勝手にボールが飛んでいくラケットは好きではない。このラケットは反発力やスピードもありますが、今使っているラバーと組み合わせはコントロールにも優れています。

〈ベネディクト・デューダ AFC〉

●¥26,400(税込)
●攻撃用シェークハンド
●木材5枚+アラミドカーボン2枚(インナー)+フリースカーボン(アウター)
●グリップ:FL/ST
●板厚:5.5㎜
●ブレードサイズ:157×150㎜
●平均重量:91g

ーーラバーを選ぶときのポイントは?

デューダ パワーやスピードだけでなく、コントロールも大切にしています。フォア面は『V>15スティッキー』ですが、回転を重視してこのラバーを選びました。バック面の『V>22 ダブルエキストラ』はコントロール重視で、ブロックなどもコントロールしやすいですね。

〈V>15 スティッキー〉

●¥7,480(税込)
●微粘着ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:52.5度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック
※フォア面に使用

〈V>22 ダブルエキストラ〉

●¥8,250(税込)
●ハイエナジーテンション裏ソフト
●スポンジ硬度:50.0度
●厚さ:MAX/2.0㎜
●カラー:レッド/ブラック/ブルー
※バック面に使用

[ベネディクト・デューダ]
1994年4月4日生まれ、ドイツ・グンマースバッハ出身。元プロ選手の父親の影響で10歳から卓球を始め、現在までドイツ・ブンデスリーガのベルクノイシュタッドでプレー。2022年世界選手権・団体戦ではチームの主軸として銀メダル獲得に貢献。2024年ヨーロッパ選手権男子シングルスでは準優勝。ドイツ選手権男子ダブルスではチウ・ダンとのペアで史上初の5連覇も達成した。