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地元の大声援を背に受け、韓国男子が躍動!4大会連続のメダルを決める!

 韓国男子が準々決勝に登場。多くの観客の声援を受ける中、デンマークに勝利してメダルを決めた。 

●男子準々決勝
韓国 3-1 デンマーク
◯林鐘勲 8、8、-9、12 リンド
張禹珍 -9、-9、5、-3 グルーツ◯
◯安宰賢 2、11、7 アンデルセン
◯林鐘勲 -9、10、6、8 グルーツ

 1番は韓国・林鐘勲とデンマーク・リンドのサウスポー対決。韓国を背に、林鐘勲は試合序盤から強烈なドライブを連発。その上、ループドライブなどの緩急を使ってリンドを台から下がらせるなど戦術面でもうまさを見せ、2ゲームを連取。リンドも1ゲームを返して4ゲーム目もジュースまで持ち込んだが、最後は林鐘勲のドライブをリンドがカウンターミス。韓国が先制点をあげた。

緩急を混ぜながら戦い、主導権を握った林鐘勲

 しかし、2番はデンマークのグルーツがぶつ切りの下回転サービスからのループドライブ、中陣からのフォアストレートを武器に張禹珍とのエース対決を制して1-1のタイとする。

ぶつ切りの下回転サービスを多用し、張禹珍のチキータを封じたグルーツ
足を使ったフォアハンドで果敢に攻撃を仕掛けた張禹珍だったが、グルーツの球捌きにやられた

 3番は19年世界選手権3位の安宰賢、対するデンマークは今大会初出場のアンデルセン。アンデルセンは緊張からかイージーミスが多く、なかなかチャンスをものにできない。対する安宰賢は、前~中陣から突き刺さるようなフォアドライブを連発。ストレートで勝利した。

3番で勝利した安宰賢。韓国がメダル獲得へ王手をかける

 4番の林鐘勲とグルーツの対戦は、ストップ対ストップが続く我慢の展開に。しかし、先に攻撃を仕掛けることが多かった林鐘勲が点数を離していく。グルーツも各ゲームの中盤から粘りを見せ、じわじわと迫ったが、最後まで攻め続けた林鐘勲が3-1で勝利。地元でのメダル獲得を決めた。

4番で勝利し、韓国のメダル獲得を決めた林鐘勲。試合が進むにつれ、より攻撃的になっていった

 韓国はこれで世界選手権団体戦では4大会連続となるメダル獲得。明日行われる準決勝では絶対王者・中国との対戦となる。地元の応援を背中に受け、一矢報いることができるのか。