VICTAS JOURNAL
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フランス男子がポルトガルを下して27年ぶりのメダルを獲得!F.ルブランは魂の2点取り‼︎
先ほど行われた男子第2ステージ2回戦で、フランスがポルトガルに勝利し、1997年のマンチェスター大会以来、27年ぶりの準決勝進出を決めた。
●男子第2ステージ2回戦
フランス 3-1 ポルトガル
A.ルブラン 12、-12、-9、-6 フレイタス◯
◯F.ルブラン 6、8、9 アポロニア
◯ゴジ 9、-5、7、7 ジェラルド
◯F.ルブラン -5、5、6、8 フレイタス
1番はルブラン兄弟の兄・A.ルブランと今大会全勝のフレイタスの対戦。安定した両ハンドと高いブロック力を持つフレイタスの前に、A.ルブランは持ち味である攻撃力を発揮できず、独創的なサービスもうまくレシーブされてしまう。各ゲームは競り合うものの、経験値と安定感で上回ったフレイタスが3-1で勝利し、ポルトガルが先制。しかし、2番はF.ルブランがアポロニアを完璧に押さえ込んだ。
3番はゴジとジェラルドの中陣両ハンドラリー型対決。会場中がどよめくような壮絶なラリー戦が繰り広げられたが、決定力で上回ったのはゴジ。ラリーの中でもコースを突きながらジェラルドの体勢を崩し、少しでも甘くなったボールは全力で叩き込む。最後もジェラルドが中陣で回り込んで少し甘くなったボールに対し、ストレートへの全力フォアドライブで勝負を決めた。
王手をかけたフランスの4番はF.ルブラン。試合の序盤こそフレイタスのYGサービスと両ハンド攻撃に苦戦して1ゲーム目を落とすも、2ゲーム目からロングサービスとハーフロングサービスを使いながらフレイタスのレシーブを制限すると、前陣からは相手コートに突き刺さるようなバックハンド、中陣からはうねるような両ハンドを打ち込んで主導権を握る。対するフレイタスも切れた横下回転のYGサービスでチキータを封じるが、ストップとツッツキからの展開でも優位に立ったF.ルブランの勢いは止まらない。最後はフレイタスのバックハンドがネットに当たってのオーバーミスで試合終了となった。
パリ五輪イヤーに、27年ぶりのメダルを決めたフランス男子。新星であるルブラン兄弟の活躍はもちろんだが、3番手にベテランのゴジがいることでうまくチームバランスが取れている。そして一体感のある応援も勝因であることは間違いない。この勢いのままに、より輝くメダルを目指して次は準決勝に挑む。
「信じられないよ。1997年以来のメダルだ。若い選手とベテランの良いチームになっていて、特に3番のシモン(・ゴーズィ)の試合が大切だった。彼は経験が豊富で、2−1でリードしたいと思っていたからね。ぼく自身、世界選手権の団体戦のベンチは初めてだったけど感情が高ぶったよ。これが最初の準々決勝だったから、残りの準々決勝はコーヒーでも飲みながら見るつもりだ(笑)」(モーリン監督)
「信じられないよ。2勝目のフレイタスの試合はタフだった。2点も取れて超ハッピーだよ」(F.ルブラン)